今回はイヌリンで痩せることができるのかについて説明していきます。
まず結論。イヌリンを摂取すると
ダイエットでお困りの方や、すぐお腹が空いてしまう方などに効果があります。
イヌリンとは
イヌリンとは玉ねぎやゴボウ、菊芋やチコリに多く含まれ、大腸の各部位において
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やすことがわかっています。
イヌリンによって増えたビフィズス菌がプロビオン酸や酪酸などの短鎖脂肪酸の産生を高めることも
明らかにされています。
なお、短鎖脂肪酸の酸性が増えることにより痩せやすくなり、またカルシウムやマグネシウム、
鉄などの腸管による吸収を促進する作用も期待できます。
イヌリンは腸においてバクテリアの餌となります。
このようなバクテリアの餌となるものとプレバイオティクスと呼びます。
ヨーグルトや発酵食品などを食べてもプレバイオティクスも取らないと効果が得られないケースが
多々あります。
なぜかと言うと乳酸菌などに含まれている善玉菌はほとんどが胃酸で死滅してしまいますので
実際に腸にまで到達する善玉菌は非常に少なくなってしまいます。
なのでその腸に到達した善玉菌を増やすためにプレバイオティクス(食物繊維)が必要となるのです。
なぜダイエットに効果があるのか
イヌリンにはコレステロールや中性脂肪を下げる効果があります。
これは水溶性の食物繊維は脂質を包み込んで吸収を阻害する働きがあるからだと思います。
1日に9gのイヌリンを4週間にわたって摂取することで、これらの効果が期待できます。
また9gほどの摂取量でしたら必須脂肪酸や脂溶性ビタミンの吸収は邪魔しないと思われますので
同時に摂取しても問題ありません。
あとは短鎖脂肪酸を作り出すこともダイエットには効果があります。
※短鎖脂肪酸とは脂肪細胞に過剰なエネルギーが取り込まれるのをブロックし、脂肪の蓄積を抑制します。他にも、大腸の運動を刺激する作用やバリア機能を強固にする作用、炎症を抑える作用も報告されています。
イヌリンのデメリット
イヌリンを1度に大量に摂取することにより二酸化炭素やメタンが発生します。
その為、ガスが溜まったり、腹部の膨満感を感じる方もいます。
ですので最初に摂取する場合は1日に5~10g程度にしておいた方がいいでしょう。
アメリカの実験では1日10gのイヌリンなら腹部膨満感などの胃腸症状を
伴わずに使用できたとされています。
お米と炊くのもオススメ
炊飯するときにご飯と一緒に炊くことで食物繊維も同時摂取が可能になります。
なので血糖値の上昇もゆっくりになり食後の眠気も来にくくダイエットにも効果的です。
イヌリンご飯の良いところは、炊きあがりがしっとりもちもちした食感に仕上がるところ。
理由はイヌリンの保湿性。そのため、白ご飯よりしっとり感をキープでき、
冷めても味を落とさないのでお弁当などでも大活躍します。
なのでみなさん、イヌリンをお持ちの方は是非一度試してみてください。
まとめ
以上がイヌリンについての説明となります。
ダイエット中の便秘解消や、健康に気を使われている方に本当にオススメ
なのでぜひ1度試してみてください。